ブレインスポッティング(トラウマ治療)【東京・新宿】

 

ブレインスポッティングという治療法をご存知でしょうか?

 

と言っても、トラウマで悩むクライエント様の多くは、ご存じないことだと思います。

 

ブレインスポッティングは、2003年に開発された心理療法で、欧米や南米を中心に世界に広がり、そしてアジアにも広まりつつある心理療法です。

 

ネットで見かけても専門的な内容が多いので、一体どのように効果があり、一言でトラウマ治療だと言われてもどんな人が受ければいいのかわからないと思います。

 

もし、あなたがトラウマで悩み、「色んなカウンセリングを受けてみたけど改善できない」とお困りの場合、このページを読んで頂くことで、試してみる選択肢の一つに含まれるかもしれません。

 

これからお話しすることに該当する方がいれば是非一度お試しください。


トラウマの原因は日常生活の様々な場面に潜んでいます

 

「原因不明の動悸で困っている」

 

「仕事中涙が止まらなくて、会社に行けなくなった」

 

「人混みにいくと冷や汗が止まらなくなり、めまいがする」

 

カウンセリングで様々な相談を受けていると、困りごとの背景にトラウマの問題が隠れていることは少なくありません。

 

例えば、親との関係がトラウマになっているある女性の場合

子どもの頃、両親とも教師だったのもあってか、うちはすっごく勉強に厳しかった。

 

毎日、お母さんかお父さんが私の隣に座って、宿題とか、分厚い参考書とかやらされてた。

 

特に怖かったのはお父さん。

 

私の隣で、いつも睨みをきかせて、じーっと私の勉強を見て。

 

私が間違うと、必ず深いため息。

 

これが怖い。

 

また間違えると、もう一回ため息。

 

二回目はやばい。

 

もう次はない。

 

焦る。

 

怖い。

 

解かなきゃ。

 

でも、怖くて考えられない。

 

やばい、早くしなきゃ!

 

お父さん怒ってる!

 

まずい!

 

さらに深ーいため息。

 

「おまえ!!!なんでこんなのもわかんないんだ!勉強なんてやめちまえ!!」

 

頭が削れたんじゃないかと思うほどの激痛。

 

ちらばるノートと参考書。

 

今の、なにで殴られた?

 

ノート?

 

いや、この痛みはノートじゃない。

 

きっと、あの分厚い参考書だ。

 

ほんとにあれで?

 

嘘でしょ?

 

痛いよ、怖いよ。

 

誰か助けてほしい。

20年後…

 

実家にいた時は親との関係で悩んでたけど、大学から東京に一人暮らし。

 

卒業して、今はメーカーの事務をやってる。

 

仕事は忙しいけどそれなりに楽しくやれていて、ちょうど5年目を迎えたところ。

 

今?

 

今ね

 

まあ、順調なのかな、でも、なんかこの4月からいまいち調子が悪いんだよね。

 

なんか、仕事中に胸がギューっと潰されそうになって

 

息苦しくて

 

それで変な汗をかくの

 

トイレにたつ回数も増えたし、家に帰ってからもなんか気力がなくて

 

先週なんてあり得ないミスをしちゃって

 

どこか身体でも悪いのかな?

 

新年度だから仕事が忙しくなったわけでもないの

 

異動もなかったし

 

上司は変わったんだけどね

 

それだけ

 

上司?

 

うん、私の席の隣にいる課長。男の人。

 

仕事が厳しい人で有名でね。

 

まあ、確かに怖いというか、人の仕事を監視してるというか。

 

みんな言ってるけど、嫌な感じの人。

 

たまに、隣でじーっと私の仕事を見てるんだよね。 

それで、何か私のやり方に不満なのかよくわからないんだけど、たまに変な咳払いしたり、ため息ついたり。

 

みんなにそう。

 

嫌な感じでしょ?

 

それだけならまだいい方でね。

 

この前なんて、先輩がすごくキレられてた。

 

「何年この仕事やってんの?」って。

 

これまで平和な職場だったから、とにかくびっくり。

 

驚いたし、怖かったな。

 

まだ私はやられてないけどね。

 

これまでなかったストレスは確かにあるかな。

 

うーん…

 

あれ?

 

なんだろ、急に胸が苦しくなってきた。

 

え?なんで課長の話をしてるとこんなに辛いんだろう。

 

なんか、喉がしめつけられてるような、息がしづらいような

 

苦しいな

 

あれ?

え?私泣いてる?

 

なんで?

 

なんだろ、苦しい。

 

勝手に涙が出る。

 

あ、この感じ、なんかと似てるぞ

 

なんだ?

 

いつだっけな。

 

こういう時あった。

 

この感じ、誰かの時に似てるような・・・


トラウマとは?

 

「大学生のころ、交通事故に巻き込まれて大けがをしました」

 

「子どもの頃、夜になると両親が毎日のように喧嘩していて、ほんとに怖くて、いつも部屋で耳をふさいでいました」

 

「前の職場でひどいパワハラにあいました。ちょっとしたことでムキになって怒る上司で本当にきつかったです」

 

誰にでも、過去にとても怖い思いや辛い思いをして、傷ついた経験が大なり小なりあるでしょう。

 

あなたはどうですか?

 

辛かったこと、怖かったこと、とても嫌だったこと、恥をかいたこと

 

なんでもいいので、思い出してみてください。

 

「あの時は大変だったな」

 

「苦しかったけど、よくがんばってたな」

 

こんな風に、その時のことを落ち着いて振り返ることができたあなた。

 

あなたにとってそのエピソードは「過去のこと」になっている可能性が高いでしょう。

 

その時は大変だったと思いますが、心の傷が今は癒えている。

 

だからこそ、当時をじっくりと振り返ることができるのです。

 

一方で、もしあなたが過去の嫌な記憶を思い出した時に、当時感じた強い感情(苦痛、怒り、恐怖、不安など)や身体の反応(動悸、緊張、涙が出る、胸や喉が苦しい、足がすくむなど)、イメージ(その時の場面が鮮明に浮かぶなど)が蘇り、思い出すことに強い負担を感じたとしたら

 

まるで当時にタイムスリップしたかのように、たちまち大きな苦痛の波に飲み込まれるとしたら

それは、あなたにとって、その時の嫌な記憶が過去のことになっていない可能性があります。

 

心の傷がまだ生傷のまま、その時のまま残っていて、かさぶたにもなっていない。

  

普段はその傷に蓋をして、見ないように、触れないようにすることで生活はできている。

 

ただ、その傷に意識が向いた途端、蓋が開き、傷が痛みだします。

 

この「癒えていない心の傷」こそが、あなたを苦しめるトラウマなのです。


トラウマが生活に及ぼす影響

 

重いトラウマを抱えると、日常生活においてトラウマが刺激される(嫌な記憶や体験が想起されやすい)場所や状況、人間関係において不調をきたしやすくなり、生活に様々な影響を及ぼします。

  

例えば

 

・地震で被災した人が、地震関連のニュースや報道、映像を見ると汗をかき、動悸がする。

 

・親からひどい暴言を受けて育った人が、職場で高圧的な管理職の部下になった途端に気持ちがネガティブになり、不安と恐怖で仕事が手につかなくなる。

 

・母親の期待に応えないと認めてもらえずに辛い思いをした人が、人から嫌われるのが怖くて過剰に相手の機嫌をとるなど、人の顔色に敏感になる。

 

・急行の電車でパニック発作が起き、「死ぬのではないか」というほどの恐怖を経験した人が、その後各駅停車の電車にしか乗れなくなったり、人混みを避けたりするようになる。 

 

このように、慢性的な体調不良、職場の人間関係に起因するメンタルヘルス問題、パニック障害、依存症などの問題の背景にトラウマの問題があることは珍しいことではありません。


ブレインスポッティングとは?

ブレインスポッティングは、あなたがトラウマになっている出来事を思い出している時の「目の位置」を活用して行うトラウマ克服の心理療法です。

 

試しに、何でもいいので、過去に辛かった出来事を思い出してみましょう。

 

過去でなくても、今不安に感じていることでも大丈夫です。

 

その出来事を考えながら、まずは体の反応を意識してみてください。

 

そのことを考えている時、あなたの体に何が起きていますか?

 

胸が苦しい、頭が熱い、呼吸が浅い、喉の当たりに違和感がある、涙が出る、足がふわふわする、など

 

体に注意を向けてみてください。

 

体の感覚に気づいたら、次です。

 

今、あなたはどこを見ていますか?

 

今の視線の位置を意識しましょう。

 

右下、左下など、あなたが過去の苦痛や今の心配事と向き合っている時に見ている「目の位置」

 

この「目の位置」に脳と関連があり、この位置に視線を固定することで「トラウマを処理する心理療法」がブレインスポッティングです。 


「トラウマを処理する」とは?

 

例えば、野生の動物は強い恐怖を感じれば、その場から思いきり走って逃げますよね。

 

恐怖という感情が生じれば、心拍数は上がります。

 

呼吸が浅くなり、胸がギュッと苦しくなったり、身体が震えたり、様々な反応が表れます。

 

ここで、思いきり走って逃げる。

 

自分の安全を守るため、恐怖という感情のシグナルに従い行動する。

 

これはとてもノーマルで健康的な反応です。

 

自分の感情を認めて受け入れ、それに従い行動し、安全を確保する。

 

これにより一次的に生じた強い恐怖の記憶は「心の傷」として残りづらくなります。

 

つまり、きちんと記憶が処理されたのです。

一方で、例えばあなたが職場で強いパワハラを受け続けたとします。

 

毎日上司の威圧的な視線や言動にさらされ、ちょっとしたミスを嫌な言い方で指摘され、傷つく日々。

 

会社に行こうとすると吐き気がしたり、電車の中で気持ち悪くなったり、会社が近づくと動悸がしたり

 

恐怖、不安、悲しみ、憂うつなどのネガティブな感情

 

吐き気、動悸、気持ち悪さなどの身体の反応に悩まされます。

 

でも、先ほどの動物のように、逃げるわけにはいきません。

 

ドラマのように上司に物申し、ギャフンと言わせるわけにもいきません。

  

「なんとか我慢しなければ」

 

「これくらい耐えるのが社会人だ」

 

こうやって、一生懸命に感情を抑圧して生活します。

 

その場合、恐怖、不安、憂うつ、怒り、悲しみなどのネガティブな感情はできるだけ直視しない方がいいはずです。

 

できるだけ感じないようにして、何も考えず、無になり、一日を無事に終える。

 

まさにサバイバルです。

 

こうやって、本来直ちに癒されるべきネガティブな感情を認めず抑圧し続けると、その感情が癒されず「冷凍保存」されたように残り続けます。

 

これが「心の傷」であり、処理されていないトラウマなのです。 

 

先ほどの「目の位置」であなたに起きた体や感情の反応こそ、まさにそれです。

 

その時癒されなかった感情と、それに伴う体の反応が出てきています。

 

「トラウマを処理する」とは、冷凍保存されたままのあなたの「心の傷」を、カウンセラーと一緒に点検し、解凍していく作業なのです。


ブレインスポッティングを受けて起きる様々な反応

 

ブレインスポッティングを受けている時、個人差はありますが、身体、感情、記憶などに様々な反応が表れます。

 

特に初回はその反応が顕著に出やすく、「こんな反応が出るとは驚きです」「疲れました。みんなこんなことやってるんですか?」などと語る方はとても多いです。

 

以下、ブレインスポッティングを受けている時に起きた様々な反応を紹介します。

 

●身体の反応

 

・頭が締め付けられるように痛くなり、痛みを感じる場所が時間とともに変わっていく。

 

・強い眠気に襲われる。

 

・のど、胸のあたりが締め付けられるように苦しい。

 

・涙が止まらない。

 

・身体がどんどん傾いていき、まっすぐ座っていられない。

 

・足の感覚が全くなくなる。

 

・声が出なくなる。

 

・腕や足が痛い。

 

・目が重く乾いた感じになる。

 

・汗をびっしょりかく。

 

●感情の反応

 

・強い怒りがこみ上げてくる。

 

・淋しくて泣きたくて、穴に入りたいような気持ちになる。

 

・トラウマとなった相手に対する強い嫌悪感。

 

・とにかく悲しくて落ち込む。

 

・むなしさ、諦め、無常な感じ。

 

●記憶、思考の反応

 

・子どもの頃の景色、住んでいた家、部屋の中などが鮮明に頭に蘇り、自分が上から眺めていた。

 

・職場で上司や同僚が話をしていて、自分は床に潜って下からその景色を見ている。私はひとり蚊帳の外にされているような変な光景が出てきた。

 

・職場でパワハラを受けた時の様々な出来事がどんどん出てくる。「あー、そうだ、こんなこともされた、あんな意地悪もされた」と細かいところまで思い出した。

 

・初めてパニック発作が起きた帰りの電車の光景がはっきり出てきた。目の前の優先席、窓の外の景色、そして、座っていられなくて出口の前に行って必死に次の駅に着くのを待ってた私。忘れてた細かい光景。

 

・頭がぼーっとして空っぽで、何も考えられない。

 

・子どもの頃に飼っていたペットが初めて家に来た日のことを思い出した。親がいつも怖かったから、家の中に友達ができたようで、とても嬉しい気持ちだった。


ブレインスポッティングの効果

 ブレインスポッティングを受けた方から頂いた感想を紹介します。

 

・休職するきっかけとなった出向先の〇〇駅を電車で通過する時に毎回嫌な気持ちになってたんですが、この前いつの間にか通過していたことに気づいて驚きました。全く辛くなかったんです。

 

・自分の感情がわかってきたというか、嫌なことや不満な時に前よりもはっきりとわかるようになりました。嫌な人がいる飲み会とかには参加しなくなったので、ストレスが減りました。

 

・湯船につかると嫌なことを思い出すので毎日シャワーだったんですが、不思議と湯船に入れるようになりました。これは本当に大きなことです。自分の人生で湯船に入れる日が来るとは。本当に嬉しいです。

 

・家で不安になった時に、前ほどパニックにならずに頓服を飲まなくなりました。

  

・長く受けていますが、毎回疲れるけどとてもスッキリします。

 

・職場で蚊帳の外にされている光景が出てきてから、不思議と上司や同僚に距離を置けるようになりました。前は仲間に入れなくて辛かったんですけど、なんか、「もう仲良くできなくてもいいや」と前向きに開き直れたというか。まだ落ち込むことは多いですが、不思議とそれから仕事を休まずに行けています。

 

・ブレインスポッティングを4回受けて、自分が同居している親に本当にストレスを感じていることに気づきました。自宅にいると本当に疲れて気持ち悪くて、急いで一人暮らしを始めました。それから本当に調子が良くて、ジャニーズのコンサートにも行けて感動してます。

 

・一度受けてから、仕事が終わるとやたらと眠くて、帰って家事が終わるとすぐに布団に入るようになりました。家族に心配されましたが、自分としては「私ってこれだけ疲れてたんだな」と納得しています。しばらくは仕事以外の時間はのんびりしたいです。

 

このように、目に見える効果が出た方もいれば、ブレインスポッティングに負担を感じて通常のカウンセリングに戻した方や、通常のカウンセリングをベースにしながら、時々ブレインスポッティングを行っている方もいます。

 

効果を実感するまでの回数にも大きく個人差があります。


ブレインスポッティングを受けて具合が悪くなったりしませんか?

ブレインスポッティングを受けることは、トラウマと直視することであり、大きなエネルギーを伴う作業です。

 

そのため、こちらもブレインスポッティングを行う前に、生活に及ぼす可能性があるリスクなどを丁寧に説明するようにしています。

 

以下、ブレインスポッティングを受けた後に生じた身体、感情、記憶などの反応を紹介します。

 

・悪夢(受けた直後に悪夢を見る人がとても多いです)

 

・やたらと甘いものが食べたくなる。お腹がすく。(終わった後に喫茶店に駆け込みパフェを食べた、味噌ラーメンを大盛で食べた、など)

 

・翌日、背中が痛くて整体に行った。

 

・翌日ぐったりして仕事にならず。

 

・一週間くらいやたらと眠い。

 

・翌朝、目が覚めた瞬間に過去の記憶がドバドバっと出てきて泣いた。

 

・同居している親が嫌で仕方なくなり、一人暮らしを始めた。

 

このように、心身に様々な変化が生じます。

 

特にブレインスポッティングを始めた初期はこのような反応が出る人が多く、少なからず生活に支障を及ぼす可能性があることをご確認ください。

 

そのため、慣れてくるまでは短時間で様子を見たり、休みの前日に行うことを推奨しています。


お申し込みの前に必ずご確認ください

 

・精神科や心療内科に通院中の方は、必ず主治医の了承を得るようにしてください。

 

・初回の面接では原則としてブレインスポッティングは行いません。まずはお困りの問題について確認させて頂き、方針を検討させて頂きます。

 

・医療機関の受診が必要と判断した方には、精神科、心療内科を受診して頂く場合がございます。

 

・当方は「共依存を克服するカウンセリング」としていますが、共依存の問題に該当しない方もお気軽にお申し込みください。


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以下よりお申し込みください。