ご挨拶

 

 AIDERS(エイダーズ)

 代表     山﨑 正徳

 

(公認心理師 / 精神保健福祉士 / メンタルヘルスマネジメント検定試験Ⅰ種)


初めまして。AIDERS(エイダーズ)代表の山﨑と申します。

 

この度は当サイトを訪問いただき、誠にありがとうございます。ご挨拶を兼ね、私自身の自己紹介をさせていただきます。

 

<カウンセラーになるなんて、全く想像していなかった学生時代>

 

私は経済学部出身で、大学の頃は「特にやりたいこともないし、卒業したらどこかの会社に就職して、普通のサラリーマンになっているんだろうな」と本気で思っておりました。当時(平成14年頃です)はカウンセラーという仕事は今よりもさらに謎に包まれていて、全く身近ではなかったし、心理学に触れることもありません。なので、当時カウンセラーを目指すという選択肢は、私にとっては皆無でした。

 

基本的に周りに流される末っ子気質の私は、「周りが転職活動を始めたから、自分も」というくらいのモチベーションで就活を始めるのですが、時代は就職氷河期真っただ中。大したモチベーションもない私に内定を出す企業があるわけもありません。そんな日々を過ごす内に、「自分は組織の中で生きていくよりも、手に職タイプが合うのかもしれない」と思うようになりました。

 

そこから自分に合う資格はないかと調べ始めて、たどり着いたのが「精神保健福祉士」でした。

 

私は子どもの頃から、「どんなタイプの人ともそれなりの親しい関係を築ける」という自負があったため、福祉系ならそこそこ活躍できるかなと思ったこと、そして何よりも精神保健福祉士は当時は新しい資格であったため、なんか面白そうだなと感じたのです。

 

そんな理由から、大学卒業後に夜間の専門学校に通って資格をとり、ソーシャルワーカーとして依存症専門の精神科クリニックに就職しました。 

 

<転職をきっかけにカウンセラーになる>

 

私がカウンセリングをするようになったきっかけは、勤めていた精神科クリニックを退職して、EAP機関に転職をしたことでした。EAP(従業員援助プログラム)は、契約団体の従業員へのカウンセリング、人事担当者や管理職へのコンサルティング、研修講師など、組織のメンタルヘルスを支援するプログラムのことです。

 

そこで私は「カウンセラー」として、働く人の心の問題や人間関係の問題について、相談を受けるようになります。当たり前のことですが、「カウンセラー」を名乗ったからといってカウンセリングができるわけではありません。心理学は資格試験の対策でかじったレベルですし、そもそもカウンセリングがなんなのかもよくわかっておらず、まさに右も左もわからない状態です。(当時のクライエントの皆さまには本当にご迷惑をおかけしました!)

 

そこからは毎日必死でした。カウンセラーとしての経験が豊富な上司や同僚から様々なことを教わり、勉強会に通ったり、自らもカウンセリングを受けてみたりしながら知識と経験を積み、現場でひたすら相談を受け続けました。

 

そんな中、私は徐々にカウンセリングの奥深さや面白さを肌で感じるようになっていきます。経験を積めば積むほどに、相談者の問題の本質を理解できるようになってきたのです。「上司がイヤで会社に行きたくないんです」という相談ひとつでも、より問題を多角的に、そして深く掘り下げて理解できるようになってきて、相手に合わせて言葉の選び方や距離感など様々なことに意識を向けてカウンセリングを進められるようになっていきました。

 

また、クライエントの皆さまの人生に関わらせていただくことが、とても光栄でした。例えば、うつ病で休職をすることになってしまった人が、「休職」という受け入れがたい事実を受け入れ、前を向いて復職に向けた取り組みを行う。このようなプロセスに一緒に伴走させていただけることが、本当にありがたかったのです。

 

「ソーシャルワーカーよりも自分は絶対にカウンセラーが合うな。もしかしたら、天職かもしれない」

 

カウンセラーになって3年目くらいで、私はこんなことを思うようになりました。EAPには8年間在籍するのですが、その間、私はどんどんカウンセリングにハマっていき、途中からはカウンセラーの教育を任せられるほどになりました。

<フリーのカウンセラーを経て、ついに独立!>

 

8年勤めたEAP機関を退職した時、私は33才。退職してからやりたかったことは、「30代のうちに一人でやっていけるだけの力量をつけること」でした。カウンセラーだけでなく、講師、そして組織へのコンサルティングの経験も活かし、これまでのように組織に依存しながら生きるのではなく、専門家として組織に依存されるくらいの力をつけようと思いました。

 

それから私は、カウンセリングルーム、学校、病院、クリニックなどを渡り歩き、様々な問題を抱える方に支援を行うのですが、色々なことが重なり、縁あって2017年に開業をすることになります。

 

開業は私にとってまさに「青天の霹靂」でした。「一人でやっていけるだけの力量をつけよう」とは思っていましたが、開業するなんて夢にも思ってはいなかったのです。ただ、その時は本当に開業する以外に道がなく、なんだか導かれるように話が進んでいきました。こうして開業したのがAIDERS(エイダーズ)です。本当に人生わからないものだ、とつくづく思います。

 

この自己紹介文を書いているのが2022年の8月で、早いもので開業6年目になりました。ありがたいことに、カウンセリング、コンサルティング、講師業など、多くの仕事を頂いております。人のお役に立てる機会を日々いただけることは、本当に感謝しかありません。

 

これまでの自分の人生を振り返ると、良くも悪くも、自分の思った通りにいったことは一度もありません。逃げ出したくなるほどに苦しくて辛いことも何度もありました。ただ、無意味だった経験はなにひとつなく、全ての経験が今の私につながっていて、それがカウンセラーとしての厚みに繋がっているようにも思います。

 

勇気を出してカウンセリングに申し込んでいただくお客様が、ご自分の問題に精一杯向き合うことで、「あの辛かった経験があったから、今の自分がある」「結果として、私は成長できた」と 心から思えるようになること。

 

そのために一緒に伴走させて頂けたら、とても嬉しいです。

 

なお、私はこのホームページ以外にも2つホームページを持っております。

 

AIDERS公式サイト

 

対人援助職のメンタルヘルスを改善する!バウンダリー(境界線)ラーニング

 

 それぞれのホームページでもブログを書いていますので、もし良かったらご覧ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

AIDERS  代表  山﨑 正徳