「やっと自分を責めることをやめ、精一杯やった自分を受け入れることができ、冷静な自分を取り戻せたように思います」

 

クライエントさんからカウンセリングの感想を頂きましたので、紹介いたします。

 

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山崎さんのカウンセリングは、自己嫌悪、責任感が強い方、一人で頑張っている方などへおすすめだと思います。

 

私は、保育園で中間管理職の役割で働いていました。

 

中間管理職は上司と職員の間をつなぐ役割と思い、自分なりに頑張って役割をこなしてきていました。

 

ただ、今回どんなに頑張っても上司も職員もどうにもならない現実が起こってしまい、自分がやってきたことはなんだったんだろうと自分に自信がなくなり、自分を消してしまいたくなっていました。

 

そんな時ふと山崎さんのホームページが目に留まり、人との距離感について改めて考えるようになり、話を聞いてみたいと思いカウンセリングを受けました。

 

正直、最初のカウンセリングで何を話たのか覚えてなく、ただリモートで山崎さんの優しい眼差しで聴いてくれる雰囲気に安心感があり、一人で頑張っていた自分が救われたように思いました。また、問題はあなたではないという言葉がすごく救われました。

 

そしてその後のカウンセリングで、山崎さんが私以上に相手のことを「それはひどい!」と言ってくれたことがありそれが、私にとって

はすごくすごく嬉しいことで、自分の味方になってくれる人がいるという現実が自分を取り戻すきっかけになったと思ってます。

 

どうしても自分が悪いんだよな、自分がしっかりしてないからダメなんだよななどの思考になってしまう自分がいました。

 

自分なりに心理学等で学んだりして、自分を責める必要はない、相手の問題ということもある。と頭ではわかっていたりもしていたのですが、どうしても自分が悪いという思考から抜けることが難しかった自分がいました。

 

今回カウンセリングを受けて相手の問題もあることを第三者から言われたことで、やっと自分を責めることをやめ、精一杯やった自分を受け入れることができ、冷静な自分を取り戻せたように思います。

 

冷静な自分をというか本来の自分の気持ちに気づき大切にすることで、自分の人間関係の距離の取り方などは極端だったのかもなやみんなの気持ちを大事にすることも大切だけど自分の気持ちも大切にしていいんだよななどたくさん気づくことができた自分がいます。

 

以前は自分さえ我慢すればという考えが強かったですが、自分の気持ちも大切に、自分ができること、できないことを意識して無理しないようにしています。

 

どうしても頑張ってしまう自分ではありますが、山崎さんが自分で頑張ろうとする私も受け止めつつ必要であればいつでもまた話を聞いてくれる気遣いがあり、その寛大な雰囲気がとても心強く、頼れる存在です。

 

たくさん受け止めていただきありがとうございました。

 

状況によってはまた頼ってしまうと思いますがその時はよろしくお願いします。

 

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励みになる感想を頂き、ありがとうございます!

 

この方は職場環境や人間関係の問題で疲弊し、カウンセリングを利用していました。

 

このクライエントさんの課題は、「役割と責任の境界線」です。

 

例えば、自分の思い通りに部下が動かないとすぐに感情的になり怒ってしまう上司がいたとします。

 

その上司は「部下は自分の思った通りに動いて当然」「上司に不満を持ってはいけない」という極端な考えを持ち、部下が少しでも不満そうにしたり、反対の意見を言ったりすると取り乱し、現場の責任者を呼びつけて「どうして私に反発させるような教育をしているんだ!それはあなたたち主任の責任だ!」と怒鳴る。

 

こんな上司がいたとします。

 

さて、この上司の激しい怒りは誰の責任でしょうか。

 

この上司を怒らせたのは部下なのでしょうか。

 

ちゃんと教育をしなかった主任なのでしょうか。

 

ここの整理が苦手な方は、相手に巻き込まれてしまうので要注意です。

 

部下が思い通りに動かなかったり、反論をされたりした時にどのような感情になるのか、それは人それぞれであることはわかりますよね。

 

不安になる人もいれば、悲しくなる人もいる。

 

自分を責める人もいれば、相手を責めて怒りになる人もいる。

 

その怒りが「少しの不満」で済む人もいれば、激怒の人もいます。

 

つまり、部下の行動はただのきっかけであり、そのきっかけによりどのような感情になるかは本人次第で、その感情は(原則は)本人の責任なのです。

 

カウンセリングで「いつも子どもにキレてしまって、治したくても治らないんです」と相談に来る方は、「私を怒らせる子どもが悪い」ではなくて「子どもにいつもキレてしまう私が悪い」と怒りの責任が自分にあることを理解しています。

 

だから自分で責任をもって怒りをコントロールすべきだと思っています。

 

このあたりの整理が苦手な人は、「私を怒らせたのはあなただ!」と自分の怒りの責任を相手に押し付けやすく、相手を傷つける正当性が自分にあると本気で思いこんでしまうのです。

 

その結果、パワハラやモラハラなどの暴力的な言動を繰り返し、周りから距離を置かれてしまい辛い思いをします。

 

今回感想を頂いたクライエントさん自身は、とても優しい人で、決して相手を傷つけるようなことはしません。

 

むしろその逆で、自分の都合で激怒している上司の怒りの責任を全て引き受け、その怒りをなんとかなだめようと日々奔走していたのです。

 

「私が上司を怒らせてしまった」

 

「主任の私がちゃんと対応しないからこうなった」

 

「上司の話をちゃんと聞いて、早く機嫌を元に戻さないと」

 

この方は、何年もこのような考え方で上司に関わり続けました。

 

それでもなかなか上司は怒りを鎮めてくれず、部下にあたる現場のスタッフは職場への不満を募らせ、色々なトラブルが頻発するようになります。

 

その度に上司から「どうなってるんだ!」と叱責され、クライエントさんは自分を責め、疲れ果ててカウンセリングを受けることを決めたのです。

 

私からは、このクライエントさんが「自分の責任」と思いこんでいる問題を整理し、まずは客観的に職場の問題を見てもらうお手伝いをしていきました。

 

その中で、クライエントさん自身が、なんでも「私が悪い」と考えて、背負うべきではない役割や責任を引き受けてしまうこと、そしてそれにより長年上司の尻拭いを続けてきた自分に気づくことができたのです。

その結果、上司の怒りや職場のトラブルに距離を置いて、自分の気持ちを大切に、落ち着いた対応をすることができるようになりました。

 

本当に良かったですし、困った時にカウンセリングに助けを求めて、自分で問題を解決できることは凄い力だと思います。

 

この方のカウンセリングのご利用は短期間でしたが、お役に立つことができて本当に嬉しいです。

 

また何かお困りのことがあれば、いつでもご相談をお待ちしています!

 

本当にありがとうございました!