クライエントさんからカウンセリングの感想を頂きましたので、紹介いたします。
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仕事で過重労働、パワハラにあい、休職しました。
毎日、自分が弱いからだ、みんな怒ってるだろうな、これからどうしたら良いのか、職場に戻るべきた、でも怖い、どうしよう、
そもそも自分の働き方がまずかったのか、精神科に通って薬を飲むだけで本当に良くなるのかな、
とグルグル延々と考え続けて
何をしても気分が晴れず、ネットでたまたまAIDERSのブログを見て、これはまさしく自分のことを言っていると思い申し込みました。
カウンセリングではひたすら話を聞いてもらって、考え方のクセを治すことができました。
「なんでもっと怒らないんですか」
「べつにわがままだと思われたって、だから何ですか」
と言われて、自分は悪くない、他人からどう思われても気にしない、と少しずつ思えるようになりました。
休み中はとにかくぼーっと過ごすことが大事だと教わり、半信半疑で何も考えずに過ごすと本当に良くなりました。
客観的に話を聞いてもらって、今の自分の状況を分析してもらって、またその説明を教えていただいて
自分はだいぶ弱っていたんだなとわかりました。
カウンセリングを受けたおかげで無事復職もできました。
「アスリートもずっと体力勝負で競技するわけではなく歳をとるにつれてモデルチェンジしていく」という言葉をもらって、確かになと納得しました。
今までとにかく与えられた仕事はどんなにキツくても文句を言わずにこなすことが美徳だと思ってきましたが、自分の働き方、考え方を見直すことができました。
もっと早く受けておけば良かったと思いました。
本当にありがとうございます。
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感想をいただきありがとうございます。
この方は、私の以下のブログ記事を読んでカウンセリングにお申込みいただきました。
パワハラで休職した人がなかなか復職できない理由は、「職場に安全を感じていないから」
職場でありがちなことではありますが、一緒に組んで仕事をする人にハラスメントを繰り返して、毎回休職や退職に追い込む「クラッシャー系の社員」っていますよね。
このクライエントさんは、異動でそのクラッシャーのパートナーにされてしまったのです。
こういうクラッシャーを野放しにする職場でよくあることとして、「自己主張をあまりせず、相手に合わせるタイプの人」をそのパートナーに割り当てるということがあります。
職場としては、そのクラッシャーに対応したくないし、ましてや組む人とバチバチ喧嘩をされても困る。
だから、なるべく穏便に済ませてくれる人をクラッシャーのパートナーに選びやすいのです。
このクライエントさんは、本当に優しい人で、これまで仕事を忠実にこなして組織のために尽くしてきていました。
仲間と和気あいあい仕事をすることが好きで、力を抜かずにがんばっていたそうです。
それが、異動を機に長時間労働になり、そして毎日のようにパワハラを受けるという過酷な日々を迎え、結果として会社に行けなくなりました。
これまで充実したキャリアを送っていた人が、あっという間につぶされてしまったのです。
しかも、職場はクラッシャーだということを十分に把握していながらも、これまで何の対処もせず、そして今回も休職に至るまでに何も助けてくれなかった。
本当に残酷で聞くに堪えない話です。
さて、もしあなたがこのような経緯で休職に至ったら、職場に対してどのような気持ちになりますか?
ここが、今回のこのクライエントさんの課題でした。
この方は、もともと自分に自信がなくて、理不尽なことをされても不満や怒りの感情を持ちづらい傾向がありました。
だから、パワハラを受けた時も「確かに言い方はとてもきついんだけど、言われていることは間違っていないかな」などと自責的な感情になり、やられっぱなしになってしまうのです。
私は別に反抗をしろなどと言うつもりはないのですが、相手を力でコントロールすることが習慣になっている人は、「相手に依存する」傾向があります。
「相手に依存する」というのは、相手が何の抵抗もしないでいると、「この人は大丈夫だ」と高をくくってより暴力的になりやすいということです。
だから、理不尽なパワハラを受けた時に不満や怒りを感じることができないと、より相手のコントロールを助長しやすいのです。
このクライエントさんはそのタイプでした。
そして休職して「職場に迷惑をかけた」という思いも重なり、かなり自分を責めて消耗し、復職のきっかけをつかめずに苦しんでいました。
私の方からは、休職中の過ごし方についての助言をするのと同時に、自身を苦しめる考え方の癖についても扱っていきました。
十分に仕事をしてきたこと
がんばってきたこと
決して暴言を吐かれるに値するような働き方はしてきていないこと
そして、職場に不満を感じることや、復帰の時に異動希望を申告することは決してわがままではないこと
周りにどう思われるかではなく、自分がどう感じているのかをまずありのままに受け入れること
これらを整理する中で、色々と気づくことがあったようです。
この方は、仕事をがんばるので、職場では「困った時の○○さん」と言われてきたようなんです。
一見誉め言葉のようですが、悪く言えば便利屋です。
一生懸命に働いて、周りから重宝がられ、そして最後は誰もが嫌がるクラッシャーの相方として差し出されてしまったという、なんとも辛い話です。
この方の場合、手を抜かないのではなくて、「自分に対して手を抜くことを許していない」ということなんですよね。
子どものころからずっとそうで、なんでも頑張ってきたようです。
だから仕事を断らないし、相手にとって心地よいコミュニケーションをとる。
結果として、役割を背負いすぎてしまいます。
このような整理を続けた結果、これまでの自分を認めることができ、「職場にきちんと自分の気持ちを伝えよう」と思うに至りました。
職場に明確に気持ちを伝え、異動の希望もしっかりと出しました。
「復職したら、昔の仲間が暖かく迎えてくれて再会すると泣いて抱きつかれました。あのまま仕事を辞めないで良かったと思いました。山崎さんにいつも否定せずに話を聞いてもらったおかげです。本当にありがとうございました」
こんなメールもいただきました。
休職という体験をした人の多くは、「地獄の苦しみを味わった」と言います。
でも、このクライエントさんのようにすべてを受け入れ、成長につなげることができる人は本当にすごいなと思います。
私もお手伝いをできたことを心から光栄に思います。
また何か困ることがありましたら、いつでもお気軽にカウンセリングをご利用ください!
これからも応援しています!