「少しは人間らしくなってきたかな。と、嬉しく思います」

 

クライエントさんからカウンセリングの感想を頂きましたので、紹介いたします。

 

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カウンセリングを受けて1年半くらい経ちました。

 

大袈裟ではなく、山崎さんのカウンセリングにたどり着けて私は運が良かった。と思っています。

 

カウンセリングを通して、退職に踏み切れたことが大きいです。

 

嫌悪感を抱いている職場に7年近く居続けているにも関わらず、自身の感情を見ないように蓋をしてきました。やめたい。けどやめたくない。と、葛藤していました。

 

理由としては「正社員じゃないといけない、こんな私を他が雇ってくれるはずがない、辞めたら周りの目が冷たくなりそう。そしたら私は耐えられるのか。」と思い、怖くて辞められずにいました。

 

しかし、カウンセリングを通じて感情の確認をしていくと嫌でも自分と向き合うので、自分に嘘がつけなくなります。

 

そこで、今年の5月に「ここにいても自分自身がだめになる。縁を切らないと私の人生は暗いものになる。それは嫌だ。」と、いう気持ちが湧きました。

 

この勢いで辞めよう。と思い辞めました。

 

20代のうちに辞めて心の底からよかったと思います。

 

あともう一つあります。

 

好きなアーティストを聞かれた時に「人気だから」、「これ好きって言えば間違い無いだろう」、「昔聴いてたから」という理由で、「●●が好き」と答えていました。

 

ここ数ヶ月、流行はどうでもよくて、この歌詞に共感できる。声が好き。

 

私って歌詞に共感できるの?というより、今までは共感してるつもりだったんだ。共感したつもり。と、共感って違うんだ。と、それを自分自身で感じられたことに感動しました。

 

音楽を聴いている時の感情の感度が上がってます。少しは人間らしくなってきたかな。と、嬉しく思います。

 

山崎さん、私の感情を取り戻していただきいつもありがとうございます。

 

カウンセリングを勧めたい人は、頑張ってるのになぜかうまくいかない。損ばかりする。という方です。

 

これからもよろしくお願いします。

 

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ありがとうございます!

 

この方は、体調不良が良くならないことや、人間関係で緊張しやすいなどの問題に困り、カウンセリングにお申し込みいただきました。

 

体調不良で精神科にも通院していたのですが、不調の主な原因は職場でした。

 

ハラスメントなどが日常的に横行する職場に勤めていて、役職者に訴えても一切対応をしてもらえず、職場に行っては傷ついて具合が悪くなっていました。

 

倒れないように、なんとか生活を維持するために、通院、服薬、そしてカウンセリングを継続していました。

 

安全を感じられない職場で働くのは、こんなに苦しいことはないですよね。

 

朝の目覚めから気分が悪いし、夜布団に入る時も心から安心して眠れない。

 

土日を迎えても、また月曜日が来るのかと思うと気分がどっしり重く苦しくなります。

 

「私って、なんのために生きてるのかな」

 

「仕事ってなんなんだろう」

 

こんなふうに毎日考えてしまいますよね。

 

でも、だからといって退職するのだって簡単ではありません。

 

次の仕事が決まっていなければ簡単には辞められないですし、加えて、次の仕事が決まっても、その転職先が安全な職場であるかなんて入ってみないとわかりません。

 

このような問題で悩む方はとても多くカウンセリングに来ていますが、皆さん本当に苦しんでいます。

 

悩んでも悩んでも正解はないし、仕事を続けるのも苦痛だし、転職を選択しても不安だし、ほんとに辛いですよね。

 

私は、ただただ話を聴いて、一緒に気持ちを整理してあげることくらいしかできません。

 

「どうしたらいいですか?」

 

「山崎さんはどう思いますか?」

 

こんな質問はよく受けますが、こちらは感じることを伝えても結局は本人が決めるしかありませんからね。

 

このクライエントさんは、本当によく頑張ったと思います。

 

自暴自棄にならず、ちゃんとカウンセリングに来て、自分の気持ちを確認しました。

 

辛い

 

怖い

 

不安

 

苦しい

 

そして、どんな自分でありたいか

 

どんな毎日を過ごしたいのか

 

どんな時が最も自分らしくいられるのか

 

このような話を、何度も何度も一緒に考えました。

 

この方は、もともとご家庭の影響ですごく自信がなくて、自分の気持ちを抑圧して育ったという経緯があり

 

そのことも影響して、決めることがとても怖くて苦手なんですよね。

 

「友だちは『辞めるのがいいよ』と言ってくれるけど、本当は私のことを弱いと思っているんじゃないか」 

 

「次の職場でもうまくいかなかったら、私はもう生きていけないかも」

 

うまくいかなかった時のことを考えると、怖くて怖くて、逃げ出したいくらい辛かったと思います。

 

でも、よく頑張りました。

 

自分の気持ちと向き合い、辞める決断をすることができました。

 

決断できた背景には、このクライエントさんがカウンセリングを通して自分の気持ちをよく理解できてきたからだと思います。

 

感情をずっと抑圧する習慣が付いているということは、本当に辛いことがあっても、その辛さとじっくりと向き合うのではなく、できるだけ感じないように、なかったことにするようにしてしまうんですよね。

 

それが日常になると、いざその辛さと向き合おうとしても向き合い方がわからないし、圧倒的な苦痛や不安の波にのまれて寝込んでしまうことだってあります。

 

そうなると、できるだけ見て見ぬふりをするしかなくなってしまいますよね。

 

そんな方は、カウンセリングの場で、カウンセラーと一緒に気持ちを点検していくことが安全です。

 

自分の気持ちが少しずつはっきりとわかってくると、職場への嫌悪感もよりはっきりわかってきます。

 

感情を取り戻すということは、これまで自覚していなかった強い苦痛を掘り起こすことでもあります。

 

だから、このクライエントさんは職場に行くのが本当に苦しくなっていったはずです。

 

一方で、ネガティブな気持ちを深く把握できるようになれば、その逆のポジティブな感情もわかるようになりますよね。

 

自分がどんな時に嬉しいのか、どんなことに喜ぶのか、どうすると安心なのか。

 

感想にも頂きましたが、音楽を聴いている時の気持ちもだいぶ変わってきますよね。

 

これまで平坦だった感情に厚みが増してきて、自分のことを真剣に考えられるようになります。

 

「ここにいても自分自身がだめになる。縁を切らないと私の人生は暗いものになる。それは嫌だ。」

 

このクライエントさんがここまではっきりと思えたのは、カウンセリングを通して自尊心が上がったということですよね。

 

自分の気持ちがわかって、そして、自分の気持ちを大切に生きることがどういうことなのか、それがわかったから決められたのだと思います。

 

本当にすごいです。

 

何度も言いますが、本当によく頑張りました。

 

私もこのようなご縁をいただけて、本当に運が良かったです!

 

これからも、ぜひ宜しくお願いします!