「辛く苦しい感情と向き合って自分を大切にできる人が、強くなっていけるのだと思います」

 

クライエントさんからカウンセリングの感想を頂きましたので、紹介いたします。

 

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カウンセリングを受けて1番の変化は、自分の感情に対して、責任を持てるようになったことです。

 

1年前は、他人と自分の違いをうまく理解できず、他人に対して依存的になったりすぐに近い距離になることを求めていました。

 

辛い出来事や苦しいことが起こった時、辛い感情をすぐに消して、安心したいという気持ちが強かったです。

 

そのために何人もの友達にすぐ電話をかけて話を聞いてもらったり、仕事後で疲れてるのに人に会ったりしました。

 

恋人には特にそうでしたね、恋愛関係なんだから、恋人が自分の話を聞いてくれる、安心させてくれるみたいな。他人に期待しまくって、誰かがなんとかしてくれると思ってました。

 

ただ、どんなに自分と近い距離の人でも、私の辛いという感情を「完全」になくしてくれることは不可能なんだと気づきました。

 

カウンセリングを通して、山崎さんはたくさん話を聞いてくれますし、共感もアドバイスもしてくれます。話を聞いていただけるだけで安心にもなります。

 

ただそれでも、辛い気持ちはきちんと自分で感じ、向き合っていかないといけません。

 

どんなに友人や知り合いに話を聞いてもらっても、自分自身が向き合って、感情を処理していくことが何よりも大切なんだと思います。

 

カウンセリングでの山崎さんは、その感情に向き合っていく勇気と環境を提供してくれました。とても心強かったです。

 

私は、辛い感情や苦しい感情に蓋をしたり、向き合うことが苦手と思う人に是非、カウンセリングを受けていただきたいと思います。

 

どんなに強い人で、自分は大丈夫と思ってる人でも、辛い感情を無視し続ければ必ず辛くなると思います。

 

カウンセリングに行くのは自分が弱いことを認めてしまうと思うのもすごくわかります。

 

私は山崎さんに言われた、「カウンセリングに行く人は強い人」という言葉が深く頭に残っています。

 

辛く苦しい感情と向き合って、自分を大切にしていける人が、強くなっていけるのだと思いますよ。弱いなんてことは決してありません。

 

私は海外の友人が多いのですが、彼らはカウンセリングに行くことが弱いなんてこと考えてもいません。

 

今の状況をbetterにするために行きます。カウンセリングは自分を大切にする行為だと、思って欲しいです。

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ありがとうございます!

 

カウンセリングがお役に立てている様子がわかり、とても嬉しいです。

 

この方は、恋愛の問題をきっかけに、1年以上に渡りカウンセリングをご利用頂いている方です。

 

当初とても苦しんでいた恋愛の問題の方は解決しましたが、その後も仕事や家族関係の問題などで定期的に相談頂いています。

 

この方のテーマは、「人間関係の距離感」です。

 

同性だけでなく異性の友達もたくさんいて、仕事が終われば飲み会に行き、休みの日も何かしらの予定が入っていて、 常に仲間に囲まれて過ごす。

 

一見、すごく充実した楽しい生活に見えますよね。

 

ただ、根底に「孤独や不安を一人で抱えられない辛さ」があり、その辛さや孤独をできるだけ感じないようにするため、一人になる時間をできるだけ少なくし、友達や彼女と過ごす。

 

誰にでも似たようなところはあると思いますが、この「抱えられない辛さ」があまりにも強いと、コントロールを失います。

 

過度に他者に依存してしまい、べったり離れられなくなります。

 

恋愛になると、より依存が強くなるので、トラブルも増えます。

 

相手に期待しすぎてしまう分、相手が自分の思ったような行動をとってくれないと傷ついて、怒りになってしまうんですよね。

 

だから、恋愛では喧嘩が絶えないし、不本意にも相手を傷つけてしまい、そしてそんな自分に対して傷つきます。

 

友人関係も同じで、何か悩みを抱えると、一人でじっくりと考えるのではなくですぐに友達に電話して相談して、話を聴いてもらう。

 

それが行き過ぎると、一人で問題を解決する力がなくなってしまうんですよね。

 

つまり、「常に誰かと一緒でないと生きていけない」ことになります。

 

このクライエントさんには、「過度な人間関係への依存」から脱却し、「不安や苦痛を抱えられるようになること」「衝動的に人を頼るのではなく、上手に人を頼って生きること」をテーマに、カウンセリングを進めていきました。

 

辛くて苦しいからといって、すぐに友達に電話をしないで、「辛さ」と一緒に過ごす。

 

パートナーに強い怒りを覚えても、それをぶつけずに次のカウンセリングまで待つ。

 

衝動的に行動せず、苦痛と共にいれる自分になってもらう。

 

とても大変だったと思いますが、本当に本当によく頑張ったと思います。

 

カウンセリングを始めて1年。

 

このクライエントさんは、休日などものんびり一人で過ごす力をつけて、だいぶ感情が穏やかになりました。 

友人ともうまく距離を取りながら会えるようになりましたし、「一人でいれるようになった」ことで、連絡をとらなくなった仲間もいるようです。

 

そのことで寂しさを感じるわけでもなく、普通に生活しています。

 

すごいことですよね。

 

ちなみに、「カウンセリングに行く人は強い人」とは、私がこの方を見ていて自然に出た言葉ですし、他のクライエントさんを見ていても同じように思うことは多々あります。

 

「カウンセリングで話を聴いてもらえないと苦しくなるって、私は弱いですよね…」なんて語るクライエントさんはよくいらっしゃるのですが、私は全くそんなこと思いませんよ。

 

カウンセリングで自分と向き合うって、ものすごい勇気ですよね。

 

だから、「強いな」と感じるのです。

 

( 「カウンセリングに来ない人は弱い」という意味では決してありませんので、誤解なきようにお願いします!)

 

クライエントさんからは、いつも多くのエネルギーを頂き、感謝しています。